Daily Mokuren 2-229 こわい絵本
図書館から借りてきた本を子どもたちに読んだのですが、その中に「さるかにがっせん」がありました。
今は、本屋さんに行けば新しい作家の人気の絵本がたくさん並んでいて、テレビでは「日本昔ばなし」みたいなアニメもないし、私が小さい頃に自然と目にした昔ばなしは、なかなか触れなくなってしまったような気がします。
絵本を読み進めていくうちに、さるが柿の木から青い柿を投げつけて、かにが死んでしまいました。突然死んでしまったかにに、子どもたちはびっくりしていました。
今の絵本では、登場人物はそうそう死にませんものね。
昔の絵本だったら、鬼はだいたい死ぬし、ブタも狼も、意地悪な登場人物はほとんど死んでしまっていたような気がします。
死にはしないものの「耳なし法一」なんて怖くて、1度読んだその本を触るのすら嫌でした。
私なりにそんなことを思い出しながら、教えたい教訓があったとしても、そこに残酷さはなくてもいいかな、と思いました。せめて幼児のうちは、明るい夢だけ見せてあげたい。
この辺は人によって価値観が分かれそうだけど、時代に合わせて絵本も進化するよなぁと改めて思ったという話、でした。
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